日本女性の解放に力をつくしたベアテ・シロタと、ピアニストとして日本の音楽界の礎となった父レオ。「ベアテの贈りもの」の藤原智子監督が、シロタ一族の数奇な運命をたどり、戦争の20世紀を見据えたドキュメンタリー。 (日本/2007年/92分)

1978年1月に行われた岩波ホール演劇シリーズ第3回公演「バッコスの信女」の舞台記録。エウリピデス原作、鈴木忠志の構成・演出、故観世寿夫と白石加代子が主演した。長く収蔵されていた羽田澄子監督作品の初上映。
(日本/1978年/92分)

激動の中国近代史にその名を刻む三姉妹の波乱の人生。数奇な運命に分かたれながら、自ら信ずる道をひたむきに生きぬいた三様の強烈な個性は、いつ見ても感慨深い。メイベル・チャン監督の大ヒット作をアンコール上映。
(日本,中国香港/1997年/146分)

ボスニア内戦で何が起きたのか。秘密を抱えた母と、真実にむきあう娘。新人ヤスミラ・ジュバニッチ監督がその再生と希望を描いて、ベルリン映画祭でグランプリを受賞した作品。
(ボスニア・ヘルツェゴビナ,オーストリア,ドイツ,クロアチア/2006年/95分)

植民地時代、貧困が生んだ幼児婚の慣習から生涯を未亡人として送る女性たちをとおして、ガンジーとともに迎えるインドの新しい夜明けを描く。アカデミー外国語映画賞にノミネートされた、ディーパ・メータ監督の話題作。
(カナダ,インド/2005年/118分)

ベストセラーになった唯川恵の恋愛小説を、「アメノナカノ青空」のイ・オンヒ監督が映画化。幼なじみの親友同士なのに正反対の性格の二人、ソウルの新しい街並みを背景に今を生きる女性がいきいきと描き出される。
(韓国,日本/2007年/101分)

EU加盟後、イタリア最大の経済都市となったミラノ。変貌をとげた人間不在の街で、いくつもの人生が交錯しながら物語の旋律を奏でていく。フランチェスカ・コメンチーニ監督が父ルイジ譲りの演出力を示した群像劇。
(イタリア/2006年/101分)

100年前に留学を決意して単身ニューヨークへ渡った原口鶴子。泉悦子監督が鶴子自筆の留学記をもとに、日本女性初の心理学博士号を取得しながら志半ばで早世したこの知られざる先駆者に光を当てたドキュメンタリー。
(日本/2007年/95分)

スラム地区一掃政策のなかで、教師と整備工のカップルが生まれる。異なる環境に育った二人の愛の行方は…。多くのドキュメンタリーを手がけ、31歳で夭折したキューバ初の女性監督サラ・ゴメスが遺した唯一の劇映画。
(キューバ/1974年/82分)

ハバナに住むアフリカ系キューバ人の若い女性が、1枚の古い写真をとおして自分のルーツを探しはじめる。キューバの歴史に重なる曾祖父母の悲しい物語。グロリア・ロランド監督が先達のサラ・ゴメスに捧げた作品。
(キューバ/2001年/50分)

女子と男子が独唱とピアノ伴奏のコンビを組んで出場することになっている、高校の音楽コンテスト。そして、疎遠になっていた幼なじみの二人…。シンプルななかに青春のさわやかさが香る、日本映画学校の卒業制作作品。
(日本/2007年/33分)

ベトナム戦争で使われた枯葉剤は、現在も被害をもたらしつづけている。ベトナムの今を取材し、アメリカの外交政策と企業姿勢を糾弾しつつ、逆境にあっても失われない人間愛を讃える坂田雅子監督のドキュメンタリー。
(日本/2007年/71分)

香港が見舞われた経済の凋落、アジアの金融危機、SARSの恐怖…苦境に負けず、友と手を携えて、ワーキング・ウーマンは力強く生きていく。新人バーバラ・ウォン監督による、香港の中国返還10周年を記念した作品。
(中国香港/2007年/105分)

山崎博子監督が、アジアと欧米12人の女性監督の映画作りへの思いと、本映画祭20余年の歴史を紐解く第20回記念作品。出演はせんぼんよしこ、A・ホランド、C・セロー、I・コイシェ、H・S=ブラームス、M・D=アバヤ、イム・スルレ、ビョン・ヨンジュなど。
(日本/2007年/85分)
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